博多のうどん

  • 承天寺
    「饂飩蕎麦発祥之地」と記された石碑

    「饂飩蕎麦発祥之地」博多

    博多駅前にある承天寺には、「饂飩蕎麦発祥之地」と記され た石碑が建てられており、博多は有力なうどん発祥の地とされています。

    承天寺を開山した聖一国師は、製粉技術が記された「水磨の図」(国宝、重要文化財)を宋より持ち帰り、饂飩蕎麦の製法を伝えたとされています。

  • うどん
    麺を持ち上げる

    博多の食文化とうどん

    博多といえば豚骨ラーメンが有名ですが、実はうどん文化も 根強く、多くの店がひしめき合ううどん激戦区です。

    博多うどんの特徴は、ふわふわのやわい麺と味わい深いすめ。
    特別な食事ではないうどんだからこそ、「飽きのこない」味にこだわっています。

  • かしわめしとは

    かしわめし

    ※1かしわと細かく刻んだ具材を炊き込んだ、郷土料理。
    食べ放題の「高菜漬け」と一緒に、お召し上がりください。

    ※1かしわ・・博多では、鶏肉のことを「かしわ」と呼びます。
  • ごぼ天とは

    ごぼ天

    ごぼうを揚げた天ぷらのことで、博多うどんの代名詞ともいわれます。
    店によって、薄切り、厚切り、かき揚げなどスタイルは様々。
    一体感が出るように、麺の形状に合わせて細長くしたかき揚げが当店の特徴です。

  • 丸天とは

    丸天

    魚の練り物を使った薩摩揚げのことで、博多うどんのスタンダードな具材です。
    シンプルなうどんによく映える、大きな丸い形が特徴。
    当店では、地元の老舗蒲鉾店「西門蒲鉾」のものを使用しています。

こだわり

  1. 麺
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    芯までやわい※2

    コシがなくふわふわでやわい※2のが、博多うどんの特徴。
    当店の麺はやや細めで、芯まで均一に茹でて柔らかくしています。
    前日に練ったものを一晩ねかせ、気候に合わせて水分量や捏ね方にこだわっています。
    茹でおき麺を注文後に温める方法も、忙しい商人たちに素早く提供するために生まれた、博多うどんの伝統スタイルです。

    ※2 やわい・・博多弁で「柔らかい」の意味です。
  2. すめの材料
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    透き通ったすめ※2

    当店のすめ※3は、透明度の高い金色色。
    出汁の材料は、カツオ節、サバ節、ウルメ、イリコ、アゴなど。
    丹念に灰汁をとり、決して沸騰させないように、丁寧に時間をかけて煮出しています。
    あっさりとした中に優しい旨みが残る、博多ならではの風味豊かな味わいです。

    ※3 すめ・・博多ではうどんの出汁のことを「すめ」と呼びます。
  3. こだわりの水
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    こだわりの水

    「どんなにいい材料を使っても、根底にある水を綺麗にしないと美味しくならない。」
    そう考えるからこそ、当店では水にこだわり、水道水に含まれるカルキを抜いて、不純物が入らないように専用の貯水槽でまろやかに仕上げています。
    麺や出汁はもちろん、飲料水や氷の水も一貫してこだわりの水を使用しています。